ちょっとここらで1ポイントアドバイス バイブレーション編 Vol.2

今日は、昨日に続きタックルについて考えていこう

シーバス釣りは、基本的に「巻きの釣り」と言われる釣りがほとんどなのでバイブレーションの釣りに限らずですが「巻き感度」の良いタックルを使用することが大事

「巻き感度」の高いタックルというのは、いわゆる「高感度ロッド」と言われるパリパリのロッドを使用することとは、全く違う話なので間違いないでください

「巻き感度」の高いタックルに重要なのは、リールとライン

とりわけ重要なのがラインである

これには、様々な意見もあるかと思いますが私的なバイブレーションの釣りには、PEライン一択である

PEラインでも極力細いものが重要

具体的には、可能であれば0.6号、どんなに太くても0.8号まで1号以上は、論外

なぜ細めのPEが必要なのかというと…

そもそもPEラインの表面は、ナイロン等に比べデコボコ(ザラザラ)している

デコボコしているということは、それだけ表面積が大きく潮や風の抵抗を受けやすい

またPEラインは比重も軽いため更に潮の影響を受ける

可能な限りルアーから竿先までのラインが一直線に近いことが重要

潮や風に影響を受けるとここの弧がきつくなってしまう

実際に一直線というのは、ありえないのだがそれでも一直線に近いほど巻き感度が上がる

なので強度とのバランスを考え0.6~0.8号のPE使用が絶対条件
*ちなみにきちんとしたタックルバランスにドラグ設定とラインシステム(ルアーやスナップ等の結節含む)であれば0.6号で90UPのシーバスも難なくキャッチできます

そして次に重要なのがリール

リールに関しては、巻取りスピードが早いもの(ハイギヤ)が圧倒的有利

具体的には、1巻き80cm後半以上で現状発売されているリールであれば早ければ早いほど感度は良い

何故か?

これは、自転車に例えてみれば分かりやすい

3段階ギヤのついたママチャリくらいなら誰でも一度は、乗ったことがあるだろう

ここで一番軽いギヤ(ローギヤ)で走っていたら一見すると登っていることに気づかないような上り坂なら本当に気づかず走ってしまうだろう

同じ坂を一番重たいギヤ(ハイギヤ)で走っていたらペダルを漕ごのが重くなったことに気づくはずだし逆に下りなら突然軽くなったことにも気づくはず

この上り下りの坂の変化とは、海で釣りをしている場合の潮の流れの変化に置き換えられる

上り=潮の流れに逆らう、下り=潮の流れに乗る

ということ

その微妙な流れの変化でバイブレーションの「ブルブル感」に変化が現れる

その微妙な変化を感じなければならない

なぜならそうしなければ途中でルアーのブルブルが変化(強くなったり弱くなったり)してしまいが「釣れる巻き感」を出来るだけ長い時間一定にキープすることが出来なくなってしまうからだ
*とにかく一定というのが大事

またまき感度は、スピニングorベイトのどちらが良いかといえば圧倒的にベイトリールが有利!

もともと構造上巻きの感度は、ベイトリールのほうが有利なのだ

更に追加事項としては、出来るだけロングキャストできる方が圧倒的有利なのは、間違いない事実なのでロングキャストが楽にこなせるロングロッドが有利

具体的には陸っぱり用の8~9フィート前後でキャストウエイトMAXが30~35g前後の設定のものがおすすめ

タックルについてまとめると…

細い(0.6~0.8号)PEラインを巻いた可能な限りのハイギヤなベイトリールをセットしたロングロッド

ということになる

ちなみに私のバイブレーション用タックルを紹介します

ロッド:Realオリジナル RBSS typeC3(特注非売品)8ft1in

ロッドの関しては、大手メーカー製陸っぱり用8ft台のもので問題なし

おすすめは↓

リール:アブガルシア REVOビースト(改)

これは、ちょっと面倒くさい仕様

アブガルシア(Abu Garcia) ベイトリール REVO BEAST 41 HS-L

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これにビーストロケット用の9.2:1純正ギヤを組み更に

中華製のシャロースプールを合わせ

でハンドルをショート(95→90mm)に変更したもの

シャロースプールにショートハンドル、1巻き108cmのバイブレーションスペシャル仕様

これで黒いビーストロケット改完成

普通にやるなら

を組みだけでもとりあえずOKかな~?

できればハンドルも変えたいけどね

後は、圧倒的に飛距離が落ちる(でもバックラッシュは減る)が↓も改造の手間いらずでそのまま使えるのでおすすめ

あとは、ちょっと巻き取りスピードが遅いけど(ギリギリOKな感じ?)↓もスペアスプール付きでこの値段は、おすすめ
*私も使用してます(ビースト改と併用)

ライン:PE0.8号+フロロリーダー20lb

使用PEにこだわりはなくコストパフォーマンス重視
*コストパフォーマンス=ただ安いでは無く安い割に高品質ということね

ちなみに私は、1号以下のPEは4本編み、それ以上は8本編みを選んでます。

リーダーは、昔からフロロはこれ一択

ちなみに最近お気に入りのスナップは↓

カツイチ(Katsuichi) デコイ SN-14 EXスナップ #2

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これの#4をビッグベイトに使ってますが安くて強くて使いやすい

 

とここまで紹介してきたタックルがベストなのは、間違いないのだが…

一つ大問題がある

何が問題かって?

それは、ベイトタックルにPE0.8号で超がつくほどのロングキャスト

ってどうなる?

そう、「バックラッシュ」

PEの0.8号でバックラッシュすると確実に切れてルアーが吹っ飛ぶ

むしろ完全にバックラッシュするまえのバックラッシュしかかって、もしゃもしゃってなり始めでも切れることがある

要するにバックラッシュした(しかかった)回数分のバイブレーションがなくなるということ…

じゃあバックラッシュしないように軽く投げる?

それではタックルに関しての必要な要素のうちの「ロングキャスト」にならない

当然釣れない

本末転倒、そのタックルを使う意味がない

ベイトタックルだから飛距離が出ないではNG

少なくてもスピニングと同等程度の飛距離が出ないと意味がない

1oz(28g)前後のバイブレーションであれば基本的に同クラスのロッドを使用した場合、ベイトでもスピニングと同等以上の飛距離は出ます!

*ちなみに私は、バイブレーション遠投ゲームのみを1日中やっても1週間に1度バックラッシュ(切れない程度の軽いのは、1日1~2度程度はありますが)するがどうかです。

では、どうしたらよいか?

それは、ひたすら練習するしか無い!

って本当にこれしか無いんだよね

でもそれでは、困る…

といった場合は?

簡単!!

スピニング使えば良いって話

ベイトタックルをきちんと使いこなしている場合に比べると確実に釣果は落ちるが、無理してベイトタックルに1号以上の太めのPEでやるよりもスピニングで細いPEのほうが遥かにマシ

確かにベストなのは、ベイトタックルだが優先すべきは、「細いPE」

 

具体的には

ロッド:陸っぱり用8ft台でルアーウエイトMAX30g前後のもの

リール:各社2500~3000番程度のハイギヤスピニング

ラインは、スピニングならバックラッシュの心配が無用なので0.6号がおすすめ

リーダーは、ガイドトラブルが心配なので16lb以下にしたほうが良い

クレハ(KUREHA) ハリス シーガー グランドマックスFX 60m 4号

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な感じですかね

 

もう一度、おさらいすると…

細い(0.6~0.8号までの)PEと遠投できるロング(8フィート以上)ロッドにハイギヤ搭載のできればベイト、キャストに自信がなければスピニングで可

ということ

とここまで来ると本当にそうなのか?

と疑問に思う方も多いかと…

中には「俺はもっと太い糸でも十分感じ取ってるから大丈夫」っていう方もいるかもしれないですね

そう思うなら私の与太話は信じずにそのままやっててください

そしてこれ以上この先(明日以降)は、読まなくて大丈夫です!

ただ間違いなく信じるものは救われる?ですけどね…

 

と今日も長くなってしまったので続きは、明日!

明日はもう少し実釣的なお話に行きましょう(^^)/~~~



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  1. ピンバック: PEラインのお話 – 東京湾シーバスチャーターボート&シーバスガイド Real(リアル)

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